父親が認知症で母親が助けを求めてきました

私の父親は、認知症でいろいろな症状が見られていました。その初期の時には、少し怒りっぽくなったとおもったことがありました。それは少しのことでも、直ぐに怒ってしまい、大声を出したりするのです。
その時、私は一人暮らしをしていたので、そのことについてあまり変とは気づかなかったのでした。しかし、一緒に住んでいた母親は、その怒りっぽくなった父親について、本当に困っていたのです。
そして、そのように頑固になったのは、年のせいかも知れないけれど、もしかしたらほかの病気のために、そのようになっていると思ってくるようになったのです。
そのため、母親は私に対して、一度病院を受診させたいと話すようになりました。私としても、父親がそんな風になっているとしたら、困ったものだとおもったことと、これから進行することをおもったら、早めに受診をして、心構えをする必要があると思ったのです。
そしてその後、父親を説得して、病院を受診することになりました。その時、なかなか自分のことを認めなかった父親は、病院を受診することを頑なに嫌がっていました。
そんな姿を見た時、私が無理やり病院へ連れていっているような気持ちになり、一時は躊躇をしたのです。しかし、その症状はますますひどくなり、最後のほうは人を疑うようになっていました。
それは父親の財布がなくなって、その財布を母親が取ったという風に思っていたのです。そのことを後から母親から聞いて、母親の気持ちとしても限界が来ていると思ったので、父親を本気で病院へ連れていくことにしたのです。
その時もかなり抵抗をしたのですが、母親の憔悴しきった姿を見たとき、これはなんとかしないといけないと思って、受診をさせました。
すると、私たちが思っていた通り、重度の認知症となっていることが分かりました。
そして自宅で連れて帰ることは無理と思って、施設に入所させることにしたのです。その施設に入所させたいとおもったときも、自宅に近くの施設がないことと、遠くの施設もやっと入所することができる状態でしたが、なんとか入所させることができました。
その後は、ほとんど言葉を話すこともできなくなり、面会にいったときも、私のことを理解しているのかわからない状態でした。その様子を見たとき、本当に良いタイミングで施設に入所させることができたと思っています。もしも自宅で父親のことをみることになっていたら、母親が倒れていたと思うのです。
その決断は今でも、正しかったと思っています。